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【🍀アキバで綴る心理コラム】-👥人間関係のお悩み|📏自他境界線って何だろう?-〘🎓柏野カウンセリングルーム〙

皆さんこんばんは。

柏野美沙/美澪です。


本日も『🎓みさみさ心理コラム🍀』を執筆していきます。

今回のコラムのメインテーマはタイトルにもある通り『自他境界線』について。 


何やらいきなり難しい言葉が出てきてしまいましたが……、せっかくいまから読もうとしてくれる方を退屈させないようにわかりやすいことばで丁寧に綴っていくので、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。

……ちなみになぜ突然こんな記事を書こうと思ったのかを先に説明しておくと、実は少し前の「📻みさみさコソコソRadio🌙」にて同じくこの『自他境界線』をテーマにして人との向き合い方について持論をお話ししたことがあり、それがとても好評だったことから改めてこのコラムに書き残しておこうと思い立ちました。 



🚉アキバで出逢った1コマ -☕女の子2人から学んだこと。- 


さて。

みなさんは、秋葉原駅の電気街改札口を出た駅前広場のはずれにあるエクセルシオールカフェをご存知ですか? 

2階席は天井が高くて開放感があり壁も全部ガラス張りになってて、電気街に向かって歩いていく人たちやその先に広がるアキバの風景を眺めながらゆっくりお茶ができる、個人的おすすめのアキバ休憩スポットの1つでもあります。 

だからちょうどその日も、わたしはいつも通り2階席で黄昏つつアルグレちゃんとクッキーをいただいていました。


しばらくして、不意にとある会話が耳に入ってきました。夕方でお客さんもまばらだったのと、声が反響しやすいその造りも影響したのでしょう。その方向をチラッと見てみると、女性客2人の姿が目に入りました。年代はおそらく10代後半程度。……なんとなく、他愛のない世間話といった感じでもない緊張感が2人の間に漂っていて……、気になってしまったんだと思います。

「……入院してたとき、精神的にも不安定になっちゃってて……、あのときはやつ当たりしてひどいことも言っちゃってごめんね。」

「ううん、全然いいよ、こうして元気になってくれてよかった。」

そして聞こえてきた会話で、その理由を知りました。


ただ、それだけでした。『ごめんね』と『いいよ』、ただそれだけ。

でも、わたしはその光景にとても感動しました。

1人のメンタルケア心理士®として、そこには我々の日々の人間関係と『こころの生活』における重要な大原則が示されていたと思えたからです。


👥『わたし。』と『あなた。』| 📏自他境界線を適切に線引くことの大切さ


カウンセリング場面やその他の支援場面においてよく用いられる言葉の1つに、『自他境界線』と呼ばれるものがあります。これは読んで字の如く「自身と他人との間にある境界線」のことを指し、これを果たして適切に線引くことができるかどうかが、こころの生活を健やかに過ごしていくために非常に重要となります。そして、先ほどの女の子2人からは、日頃からとても理想的な自他境界線を引くことができているのであろうことがうかがえました。 


では、具体的にそれがどのように理想的だったのかを含めて、ここで一般的な仲直り場面を図解してみましょう。 


 

右側が『謝罪する側』、そして左側が『謝罪を受ける側』。 

それぞれの隣に吹き出しを設置し、この場面において2人のこころに生じるであろう感情を想定し書き出し、分析に用います。

さて、一旦ここでは自分が『謝罪する側』だとして考えてみましょう。当然、あなたは胸中にマイナスの感情を抱えていることでしょう。自責の念、申し訳なさ、後ろめたさ。 

 

では逆に、その謝罪を受ける相手側の気持ちも考えてみましょう。 

ここでは複数のパターンが想定されます。もしかしたらめちゃくちゃ怒ってるのかもしれないし、その怒りのレベルも、ちょっと文句や小言を言われる程度で済むのか、あるいは絶交を言い渡されてしまうほどに怒り心頭なのかもしれない。

……はたまたこっちが拍子抜けするくらいあっさり許してくれるかもしれないし、そもそも「え?そんなことあったっけ?」って実は最初から相手は何とも思ってなくて自分だけが気にしていた……なんてこともあり得るかもしれません。

つまり言いたいことは、実際に謝ってみないことには/相手に聞いてみないことには/直接話し合ってみないことには、『相手がどう思っているのかはわからない』ということです。


 

なぜなら、自分と相手は違う存在だから。

──当たり前のことすぎて忘れがちですが、これこそがフラットな人間関係の在り方であり、大原則です。操作/把握が可能なのは常に自身の側のみです。



そしてここまで論じてきた結果、『自分』と『相手』の間に浮かび上がってきたその一本の線こそが、『自他境界線』と呼ばれるものの正体であると考えます。 

これが適切に線引かれ相互に了解されている関係性においては、人間関係においていかなる悩みも問題もなくなる!とまでは言いませんが、少なくとも問題が起こったときの原因究明がスムーズになったり/解決も容易になったりと、結果的にあなたの『こころの生活』における大きな助けとなるでしょう。 


しかしながら、ここでこの『自他境界線』をきちんと線引けなかった場合を考えてみましょう。このときよく起こりがちな現象が、相手の気持ちを勝手に想像して、それに強固に囚われてしまうというものです。 

例えば、「とんでもないことをしでかしてしまった」「本当に申し訳ない」と自分が相手に対してマイナスの感情を抱えているからこそ、相手も同様に自分に対してマイナスな感情を抱えているに違いない/とても怒っているに違いない!などと思い込んでしまって聞く耳を持たないパターンが考えられます。

こうした態度は、一見すると謙虚なようでいて、その実とても傲慢です。

相手のことを考えているように見せかけて、本当は何も考えていないからです。考えているのは結局いつも自分のことばかりで、自身の抱えているマイナスな感情を自分勝手に解消したいだけなのです。だから、その謝罪の先には相手の姿がないのです。



彼ら/彼女らがこのような発想になってしまうのは、まさに自他境界線を引けていない結果として、自分の感情と相手の感情とを区別できていないからにほかなりません。


人間関係とはつまり、逆説的に示されるものなのです。

いつだって、『わたし』に対しての『あなた』です。自分自身を明確に規定したときに初めて、相手のありのままの姿が見えてくるものなのです。 


だからこそ。

世の中で広く言われているように、相手の話を"ちゃんと"聴きましょう。

みんなが小学生の頃から教えられてきたこのことばの本来の意味とは、つまりはそういうことなのです。 


わたしはこう思う。あなたはどう思う? 


ただそうやって聴いてみて、お互いの意見と感情を擦り合わせてバランスをとる。結果、もし自分の予想通り相手がとても怒っていたのだとしたらそのときに初めて謝ればいい。ただそれだけのこと。自分の頭の中で勝手につくり出した幻影ではなく、目の前のその人のことを"ちゃんと"見てあげてください。それこそが、相手を、そしてその眼差しに映った自分自身のことを本当の意味で大切にするという営みです。 


境界線を引く、と言うと何やら自分がすごく冷たいことをしているような気になってしまう人もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。 

『こころの生活』以外の実生活においても、我々はあらゆる境界線を活用しています。 

だって、例えばどれだけ仲の良い近所の友達同士であっても、じゃあ今日から一緒の部屋に住もうぜ!とは通常そうそうならないはずです。距離的にも物理的にもきちんと仕切られたそれぞれのプライベート空間があって、原則相手のそこには立ち入らない。同様に相手にも立ち入らせない。招くにしたって、遊ぶときの一時的なものでしょう。

だとしても、2人は変わらずいままで通り仲良く過ごしていけるはずです。 


『ここらの生活』もこれと全く同質です。決して、密着することだけが親密さの証ではない。それが行き過ぎるとかえって精神的な不安定さを誘発し、慢性化すれば不安感に始まる様々な精神症状やその他各種パーソナリティ障害に発展していってしまう恐れだってあります。


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『🍀柏野カウンセリングルーム』では、こうした人間関係に関するお悩みも得意なカウンセリングテーマのひとつとしています。本記事で扱った『自他境界線』についてはもちろん、「こういうとき、美沙さんならどうするんだろう?どう考えるんだろう?どう向き合うんだろう……?」などぜひお気軽にお問合せ/お申込みくださいませ。


わたしを応援してくれている方はみなさん優しい方ばかりなので「こんなことを相談しちゃってもいいのかな……?迷惑じゃないかな……?」と気を遣ってくださる方も多くいらっしゃいますが、全然そんなことないです!その大小や内実に関わらず、どんなお悩みにも寄り添うのがメンタルケア心理士®としてのわたしの仕事です。

X(旧 Twitter)のDMやメール(misamisapyon0320@gmail.com)でのお問合せも常時受け付けています。やっぱり最後に背中を押してほしい!きっかけがほしい!という方は、遠慮なく「こんな悩みでもカウンセリングできますか……?」などご相談ください。いつでもお待ちしております!


では、本日も『🎓みさみさ心理コラム🍀』をご覧くださりありがとうございました!

次回の『🎓みさみさ心理コラム🍀』にもぜひご期待くださいませ☆




柏野美沙/美澪

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