【👶ショタみさ思い出話】この度、新シリーズ『📚みさみさ回顧録🖋』の執筆を始めます《~📛ショタみさ編~》
- misakokueikan
- 7月5日
- 読了時間: 7分
皆さんこんばんは。
柏野美沙/美澪です。
本日も『🎓みさみさ心理コラム🍀』を執筆していきます。
そして今回から!掲題の通り『📚みさみさ回顧録🖋』と題した新シリーズの記事執筆を始めることとなりました!パチパチパチパチ~!!!
本シリーズでは、その名の通りわたし自身の成育歴……と言ってしまうと大袈裟ですが、『いま』のわたしに至るまでの道筋を複数の記事に渡って辿っていきます。
現在とは過去が幾重にも積み重なってできた結果であり、我々はその過去の影響を多大に受けながら成り立っています。それゆえ、例えばあなたが『いま』抱えている悩み/トラブル等も、それを引き起こしている一番の原因は過去に根差していることが非常に多いです。
こころの生活の平穏を取り戻すためには「過去を振り返る」という行為が非常に有効です。 実際に、カウンセリング場面においてもクライアントの過去の出来事についてヒアリングを行うという手法がよくとられています。
『📚みさみさ回顧録🖋』では、わたしが自分自身の経験を題材として「過去を振り返る」そして「自分と向き合う」という作業を実演しながら、心理士として皆さんのこころの生活にお役立ていただけるような知識/知見をお届けできればと考えています。
とはいえ専門色は控えめに、軽く読み進めていけるような記事を意識してなるべくポップに!できれば楽しく!綴っていく予定です。
ということで!さっそく記念すべき第1回目の『📚みさみさ回顧録🖋』を始めていきましょう~!まずは最初も最初、幼稚園時代のわたし、つまりショタみさ(!?)の記憶を振り返っていくよ~💭

🥴ショタみさの記憶~不安感が強かった幼稚園時代~
幼少期のわたしを端的に言い表すと、「とても不安を感じやすい子ども」でした。
物心がついたのは幼稚園年中頃だったでしょうか。
送り迎えしてくれた母親にしがみついて、行かないで!ってただただ泣いていた記憶があります。それは、本当に、本当に不安だったからです。母と離れ離れになることがもはや世界の終わりのように思えて。
でも、そういう光景に対して、大人って笑うじゃないですか。
もちろん、いまなら馬鹿にして笑ってたわけじゃないってわかっています。あの先生も、えんえん泣いてるショタみさのことがむしろ微笑ましくて、かわいくて、『大丈夫だよ』って意味で笑ってたんだと思います。でも、当時のわたしにはそんなのわかるわけもなくて。お母さんはどこかに行っちゃうし先生には笑われるしで、自分には味方がいないんだ、ひとりぼっちなんだ、ってさらに不安になって。
一言で表すと、『不安感が強い』。ショタみさはそんな子どもでした。
🍀当人が訴える「困り感」にどう対処すべきか?~📝DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)の診断基準と照らし合わせて~
前述したような事象について、では、どのような対処が適切だといえるのでしょうか。
ここで最も重要となるのが、「当人がその状態に対してどの程度の苦痛や困難を感じているのか」という観点です。
前提として、カウンセリング場面にはDSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)と呼ばれる国際的な基準が存在し、カウンセラーはこれに基づいてクライアントに対する診断や支援を行っています。そして、一部を除いたほぼ全ての障害/疾患の診断基準には「本人がその症状に著しい苦痛や困難を感じており、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能障害が引き起こされていること」という項目が記載されています。
つまりここから読み取れることとしては、「困り感」があったとしても本人がそこに「著しい苦痛や困難」を感じていないのであれば、それはただちに障害となるわけではない、ということです。 もちろんその逆も然りで、周りからは何の問題がなく見えていたとしても本人が著しく苦しんでいるのであれば、その訴えが診断基準に合致していなくとも出来得る限りの支援を行う必要があるといえるでしょう。
これに照らし合わせて考えると、ショタみさは確かに「著しい苦痛や困難」を感じており、事実、コミュニケーション上の問題も発生していました。
我々の会話では、親密さの証として冗談が使用されることも少なくありません。当人同士の間でときにはあえてマイナスな感情を共有して楽しむこともよくあると思います。
しかしながら当時の自分にとってこれはひどく難解なコミュニケーション手法であり、相手が発したマイナスな感情を過剰に増幅させて受け取ってしまうことがよくありました。おそらく、周りからは「冗談が通じない子」だと思われていたことでしょう。
ここでひとつ、幼稚園時代の具体的なエピソードをご紹介します。
その日は、朝からずっと雨でした。
季節は冬。寒いし冷たいし、ただでさえ気分が沈みやすくて。帰りの会も終わってお母さんの迎えを待っていたのですが、この日の母は日中に用事があり、また前述した雨のせいで到着が大幅に遅れていました。
周りから1人、また1人とお友達が次々に帰っていく状況にただならぬ不安を覚えながら、結局、最終的には教室に残っているのが先生とわたしの2人だけ!という状況になってしまいました。
昼間にはあれだけ賑やかだった教室も今やすっかり空っぽで、シーーーーーーーンとした静寂だけがそこにあります。
そんな空気を変えようとしてくれたのでしょう。先生が明るく口を開きました。
『『『今日はもう柏野君のお迎えは来ないんだって!
だから、今日から先生と一緒に幼稚園に住んじゃおっか☆』』』
……冗談です。
どこからどう聞いても明らかな冗談だったんですけど、わたしには冗談が通じないんです。
その瞬間、もうお母さんは永遠に迎えに来てくれないんだ、僕は捨てられちゃったんだ!!くらいに思ってしまって。嫌だ嫌だ嫌だ!って大泣きしてしまいました。
『ごめんね、嘘だよ、嘘だよ~!』って先生が大慌てでなだめてくれて、その後無事に母も迎えに来てくれて事なきを得ましたが、いまでも忘れられない記憶です。
……この当時のいつも不安で怯えていた自分はいなくなったわけではなく、いまでもまだ少しだけわたしの中に残っています。でも何よりも重要なことは、いまのわたしはそれを苦痛に感じていない、という点です。むしろ「慎重さ」という武器として有効に活用すれば役立つ場面も多々あると感じています。
💁♀️カウンセリングを受けるべきか迷ったときは?
ただ、ショタみさの不安傾向に関していえば、何かしらの支援が明確に必要だったでしょう。しかしながら特にわたしのように寡黙で自己発信も控えめな子ども相手の場合には「声なき声を聴く」スキルが求められ、的確な支援を行うことが難しいのも現状です。
もちろん大人であっても、本記事で扱った不安感はもちろん、日々のこころの生活の中で生じる様々な悩みについてどう対処すべきか判断に迷うこともあるでしょう。
どの程度までなら我慢すればいいのか悩み続け、気づけば状態がどんどん悪化してしまってもはや誰かに相談する気力すらなくなってしまった……なんてことも珍しくありません。
そこで、周りにHELPサインを出す際の指標のひとつとしては、本記事でご紹介した「あなた自身がその状態に著しい困難や苦痛を感じているか」という観点を活用するのもおすすめです。
「もうこれ以上は我慢できないかも……」というその感覚はあなたが思っているよりも致命的な兆候である可能性が高く、その場合は信頼できる人に相談して力になってもらったり、より専門的な知見/支援を求めるのであればカウンセリングを受けてみるのも有効な対処方法です。
よろしければぜひ、その際は選択肢のひとつに『🍀柏野カウンセリングルーム』も挙げていただければ幸いです。公式HPに記載している通り、『🍀柏野カウンセリングルーム』では「人間関係上のお悩み」や「自己理解」の解決も得意としています。
※この度、対面カウンセリング以外にもオンラインカウンセリングのご提供も始めました!
オンラインカウンセリングであれば場所を選ばずご利用いただけるので、遠方の方にも大変おすすめです!また、お客さまご自身のお顔を写さずカメラオフの状態でのカウンセリングも可能です。ご安心くださいませ。
では、本日も『🎓みさみさ心理コラム🍀』をご覧くださりありがとうございました!
次回の『🎓みさみさ心理コラム🍀』は『📚みさみさ回顧録』の第二弾!小学校時代のロリみさの思い出を振り返ります!ぜひご期待くださいませ☆
柏野美沙/美澪

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